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薬物療法

patient-compliance-instruction-pharmacist 食事・運動療法により生活習慣を改善することが糖尿病治療の基本ですが、それでも血糖が改善しない場合は薬物療法を開始します。

薬物療法には内服薬と注射薬の2種類があります。

<内服薬(飲み薬)>

oral-medicine-interspersed-drug-press-through-package飲み薬の糖尿病治療薬は現在7系統の薬剤が発売されており、患者さんの病態にあわせて使い分けを行います。場合によっては複数の薬剤を併用します。

薬の使用に抵抗感を持つ人も多いですが、合併症の発症や進行を予防するためにも早めの使用がおすすめです。もちろん早期の糖尿病であれば、生活習慣を改善することによって血糖が正常範囲に戻ることがありますので、その際は薬物療法を中止します。しかし血糖が下がりきらない場合は薬物治療を継続していきます。

<注射(インスリン療法)>

self-insulin-syringe-injection血糖を下げるホルモンであるインスリンを直接皮下に注射する方法です。食事・運動・内服薬で血糖コントロールができない場合、インスリンを作る力が低下している場合はインスリン注射の適応になります。

2型糖尿病の場合、内服しているにもかかわらずHbA1cが8%を超え始めたらインスリン注射の導入を検討します。なお1型糖尿病では“生きるために”インスリン注射が必要となります。

「インスリンを打ち始めたらもう終わり」「最後の手段としてとっておきたい」「インスリンだけは勘弁してほしい」

医師からインスリン注射をすすめると、多くの患者さんは上記のような発言をして拒否します。やはりインスリンに対するマイナスのイメージがあるでしょう。しかしインスリン注射には以下のメリットがあります。

①確実に血糖が下がる。

②副作用が少ない

③外からインスリンを注射することで、インスリンを作るために頑張りすぎている膵臓を休ませることができる(膵臓の負担を減らし膵臓の機能を回復させる)

繰り返しになりますが、糖尿病治療では合併症の発症・進行を予防することが大切です。血糖が高い状態をズルズルと引きずるよりは、インスリンを使用して血糖を下げ、疲弊してしまった膵臓を休ませてあげることで、高血糖の悪循環を断ち切ることができることができます。そして血糖が改善すれば、インスリン注射をやめて飲み薬だけに戻すことも可です。ただしインスリン分泌能力が極端に低下している場合や、生活習慣を改善できず血糖が下がってこない場合はインスリン注射の継続が必要です。

注射は患者さん自身もしくは家族の方に行っていただきます(自己注射)。最初は抵抗があると思いますが、10分程度で打ち方は習得できますし、注射の針は0.2㎜程度と非常に細いです(注射針の1/4程度の太さ)。私もよく患者さんの前で自己注射のデモンストレーションをよくやりますが、痛みを感じたことはありません。

インスリン注射が必要な方にはお声がけさせていただきますので、怖がることなく検討してみてくださいね。

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