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運動療法

血糖を下げるためには運動も有効で、食事療法と併用することでその効果はより強くなります。運動により血糖が下がる理由は以下の2つです

・筋肉を動かすことにより血液中のブドウ糖が筋肉に取り込まれる

・減量して体脂肪が減少することでインスリンが効きやすい身体になる

それではどのような運動をするのがよいか、具体的にみていきましょう。

①有酸素運動 

walking-young-woman-long-pantsジョギングや速歩、水中ウォーキング、エアロバイクなど呼吸を確保しながらできる運動で、体の組織や細胞に酸素を供給することで肪燃焼効果を上げる全身運動のことです。

時間は20分以上継続することが望ましいですが、20分未満でも1日に何度か行いその合計がまとまった量になれば効果はあります。毎日行うのが理想ですが、無理な場合は2日に1回程度行うことを目標にしてみてください。

運動の適切な強さは脈拍数が参考になります。運動習慣のない50歳未満の方であれば1分間に120回程度、50歳以上であれば100回程度がひとつの目安です。脈拍数が測定できぬ場合は、運動をしながらおしゃべりができる程度の強度がよいでしょう。

②無酸素運動

rehabilitation-squat-elderly-men腹筋や腕立て伏せ、スクワット、ダンベルなどいわゆる“筋トレ”のことで、強い強度でおもりや抵抗負荷に対して動作を行う運動です。筋肉に対して酸素の供給が間に合わないほど強い強度で運動を行うため長時間の反復は難しいですが、筋力を増強する効果があります。

10~15回程度できる強度の運動を2~3セット、週に2~3回行うと効果的ですが、くれぐれも無理をせず自分のペースで行ってください。はじめのうちはジムや健康センターでトレーナーなどと相談しながらメニューを決めたほうがよいと思います。当院の本院であるワシミ整形外科でもメディカルフィットネスクラブがあり、専門家のアドバイスのもとで一人一人に合った運動処方が可能です。ご興味のある方は気軽にお申しつけください。

  ③日常生活での運動

family_kaji_tetsudai多忙で運動のためにわざわざ時間を作れない方は、日常生活でよく動きエネルギーを消費するとよいでしょう。肥満している方とそうでない方の日常生活では活動量がまったく違うことが知られており、その差は1日あたり最大2000kcal程度とされております。働いている方は通勤を徒歩に変えたり階段を使ったりして活動量を増やし、家事や介護・趣味などがある方はその機会を生かして積極的に体を動かすようにすると、血糖が下がり合併症の発症や進行が抑えられるでしょう。

<運動療法の注意点>

doctor_dog〇糖尿病合併症の進行度によっては運動制限がかかります。運動前に必ず医師に相談してください。網膜症に関しては眼科医師による眼底検査が必要です。

〇インスリン注射や飲み薬のインスリン分泌促進薬を使用している方、胃を切除して低血糖がおこりやすい方は、低血糖にならぬよう空腹時の運動は避けてください。

〇無酸素運動(筋力トレーニング)は少し血糖を上げます。血糖コントロールが不安定な方は血糖を下げる効果のある有酸素運動を併用したほうがよいです。

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