鍼灸治療が始まります!
[2019.11.15]こんにちは。管理医師の中根です。
日々寒さが増しており、冬本番も間近に感じられる今日この頃です。今年は10月の半ばごろまで暑く、秋らしい季節が短かったようにも思えます。寒さや気温の急激な変化に体調不良を感じている人も多いのではないでしょうか?
人間の身体は気候の変化に連動して動きます。これを「天人相関(てんじんそうかん)」といい、夏は暑さと共に身体が温まり、冬には寒さと共に冷えます。体力が充実していれば温まりすぎぬよう、冷えすぎぬようにホメオスタシス(人体の恒常性を維持する機構)が働くのですが、体力低下している場合は調整ができず、体調不良の原因となります。
特に寒さは「寒邪(かんじゃ)」として筋肉をこわばらせて肩こりや腰痛などの原因となり、元々痛みがある方はその症状がさらに強くなります。また感受性の強い方は自律神経のバランスも乱れ、気分の落ち込みが起こりやすくなります。これらは相乗的に作用して「冬期の体調不良」に繋がります。
鍼灸は筋緊張の緩和や血流改善、東洋医学的にいえば「経絡(けいらく)や五臓、気血水(きけつすい)を整える」ことにより、これらの症状を改善することが可能です。私自身も医師になる前に鍼灸師として働いていた経験があり、鍼灸治療の効果を確信しております(鍼への恐怖心が強い方は逆効果になることもありますが)。
今年4月の開院以来、スタッフや患者さんから鍼灸治療を望む声がしばしば聞かれておりました。これまで諸般の事情で出来ませんでしたが、このたび鷲見理事長のご厚意もあり、いよいよ12月4日(水)から開始させていただくことが可能となりました。
以下、詳細です。
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日時:毎週水曜日の午後4時から(最終の枠は午後5時40分)
治療時間:おおよそ20分
料金:1800円/回
施術者:国家資格を持った鍼灸師
※原則として電話での予約制
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東洋医学は漢方薬による身体の内側からの治療と、鍼灸による外側からの治療で相乗効果を発揮します。漢方薬の処方は、西洋医学的な疾患を踏まえた上で、東洋医学的な診断(証)に基づき小生が行います。鍼灸に関しては、担当鍼灸師とDiscussionしながら、使用するツボや刺激量などを決めさせていただきます。
ご興味のある方は鍼灸治療をご予約いただき、漢方薬と鍼灸のダブルパワーでこの冬を乗り切って下さい。