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流行に乗るのは難しい…

[2020.11.10]

こんにちは、内科医師の中根です。

最近はインフルエンザの予防接種がピークを迎えているので、院内は少し慌ただしくなっています。今年のワクチン供給量は例年に比べて多いのですが、接種希望者も多い印象です。当院ではまだ受け付けておりますので、ご希望の方は電話にてご予約をお願いします。(追記、ワクチンの供給は終了となりました)

現在、平日午後(特に木曜日)と土曜日が混み合っており、皆様には少しご迷惑をかけております。平日の午前中は比較的空いておりますので、時間的に余裕のある方はこの時間帯にお越しいただくと比較的スムーズに接種できると思います。

当院は内科を標榜していますが、3歳以上のお子さんにも接種をしています。内科では10歳以上に限定したり成人のみを対象にしている病院が多く、一般的にお子さんは小児科で打つことが多いようです。やはり注射に対する拒否が強く、打つために時間が数倍かかることがあるからでしょう。にもかかわらず当院が間口を広げているのは、私が子供好きだから、というわけではなく…いつのまにか決定していました(汗)。どうやら理事長の方針のようです(笑)。

私は小児科Drのようにお子さんの警戒を解く笑顔や話術はもっていませんが、看護師さんが忙しい中で頑張ってくれています。なだめたり、かわいいシールを使ったり、いざという時には腕をしっかりと固定したり…。もちろん固定が必要な時も無理矢理押さえつけることはせず、お子さんの様子を見ながら、親御さんの了解をとって行いますのでご安心下さい。

あとは親御さんの創意工夫にも本当に頭が下がります。好物を持ってきたり、取引(?)をしたり、子供さんが動かないための関節技を事前にシュミレーションしてきてくれたり…このような配慮のお陰で、私はいかに安全に素早く接種するかに集中でき,今のところ予防接種に来てくれた人ほぼ全員に打つことができています。それにしても人が成長していく過程をみるのは楽しいものですね。手足を振り回して注射を拒否していたようなお子さんが、泣きながらも注射を打たせてくれ、最後はお礼まで言って出て行ってくれる。苦手なモノを克服するプロセスをみて少し懐かしく感じました。本音を言えば私は中高年の方と接していた方が気楽なのですが、小児科を専攻する人たちの気持ちが少し理解できています。

「子供と仲良くなるには、流行りモノを取り入れることだよ」

10年ほど前に小児科で研修した際、指導医から言われた言葉です。残念ながら私は流行りモノにはあまり関心がなく、新旧を問わず自分の感覚に合ったモノを突き詰めるマイペースな人間です。でも現状ではそうも言っていられません。

今、流行っているものといえば何と言っても『鬼滅の刃』。半年前にNetFlixで第一シーズンを見たので、これなら何となくイメージはつかめます。

そこで、予防接種前に緊張しているお子さんに対して

「全集中の呼吸で落ち着こうね」

などと声がけするようにしたのですが、

「何それ?意味が分かんね」と返され、にわかファンの化けの皮をあっさりと剥がされてしまいました。あとでネットで調べたら、全集中の呼吸は身体能力を高めるために使うのであって、落ち着くための呼吸法ではないようですね。

…残念ながら私の対子供スキルは小児科の先生には遼かに及ばないようです。でもこれにめげず、とにかく安全第一にワクチン接種をして参ります。

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